今年の読んだ本まとめ

はじめに

今年も終わりですね。3月にWeb受託開発のSIerを辞めて、4月から渋谷のインフルエンサーマーケティングを行なっている会社に入社致しました。勤務時間や場所が変わり、またウォータフォールからアジャイル開発プロセスも変わり、現在非常にやりがいがあります。更に、会社で仕事を行なっていくにあたって、仕事に必要な勉強、また自分でサービスを作るにあたって、そして今後の自分のキャリアに向けての勉強をできるようになってきたので、今年の締めとして今年読んだ本を紹介していきたいと思います。

リーダブルコード

プログラマとして働く人間が絶対読まなければいけない定番のような本です。惜しくもようやくこの年代になってですが、読めるようになってきました。仕事を行うにあたって、自分に足りなかったのが「リファクタリング」です。そういう意味では、現場の問題点からこういう風にコードを改善していくべきというお作法が述べられているこの書籍は非常に勉強になる本でした。 この本は一家に一冊(?)は持っておくべきでしょう。

プログラミング作法

リーダブルコードと同じく、プログラマとして働くために必要な本です。こちらは現場からの問題点から改善案を出していたリーダブルコードと打って変わり、プログラミング作法は情報科学に基づいた知見からコードの改善をしていくにはどうすればいいのかがまとめられている本です。少し読むのが難しい所もありましたが、必要な時に応じてこちらも一冊手元に置いていくのがいいかもしれません。

HTTPの教科書

HTTPの基本的な知識を深めるために、この本を読んでいました。ステータスコードの一つ一つの用途を説明した章は省略していますが、より詳細な部分はRFC(Request for Comments)を読んで補う前提でこちらの本でHTTPの基本的な知識を学ぶのが良いかと思われます。

Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門 (Software Design plus)

Software Designでデータベースのコラム特集を一冊の本にまとめたものです。古い書籍ではありますが、MySQL,PostgreSQLなどのソフトウェア固有の知識よりも、そもそもデータベースを使う理由とは何か?テキストファイルやExcelファイルを使うよりもデータベースを使うメリットとは何か?と言ったデータベースの基本的な知識を学ぶためにこの書籍を購入しました。

コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)

言語特有の機能を学ぶよりも、そもそもどうしてこの言語が開発されたのか?今までどのような問題点があって現在のような高級言語が開発されたのか?そのような事を学ぶために非常に有意義な本です。この本を読んで以降、私は言語やフレームワークの教本を購入するのは辞めました。何故かと言うと、それはインターネットで検索すれば大体メソッドの説明やメソッドのソースコードが読めるからです。そしてそのような言語特有の知識が必要になってくるのは、ほぼリファクタリングの時だけだからです。 そういう意味では、この本を読んで必要な知識を勉強する部分がある程度決まったような気がします。

この本を執筆した著者の新たな本があるので、近いうちに読もうかと思います。

マスタリングTCP/IP 入門編 第5版

言わずと知れた、ネットワークの基礎的な知識を身に着けるためには非常に良い教本です。私は元々ネットワーク分野の研究をしていましたが運用が嫌いなため、どうしても勉強するのが苦しかった覚えがあります。現在は、私自身がネットワーク嫌いというのを割り切っているため、今のネットワークプロトコルアーキテクチャ異議あり!という精神で勉強する事が出来ました。 そして、私はLayer 3のプロトコルや技術が本当に嫌いだという事もこの本を読んで確信しました(というか、ここ最近Layer 3を外したいと言うエンジニアをよく耳にするので、そもそもLayer 3の役割って何だっけ?と復習するのにも良いかもしれません)。

まとめ

と言う訳で今年読んだ本の紹介でした。この年になってようやく自発的に勉強できるようになってきたので、来年はもっと読む書籍を増やす、良い本を選別できればと思います。それでは、皆さん良いお年を